ご覧いただきありがとうございます。
数年前に話題になったノンシリコンシャンプー。
最近はシリコンシャンプーもまた評価があがってきています。
シリコンは良くない!シリコンは必要!色んな意見が飛び回っていますが、実際はどうなんでしょうか?
この記事は、数あるシャンプーの中からシリコンシャンプーとノンシリコンシャンプーにスポットをあて、美容師キャリア20年以上のKAZUがご紹介します。
スポットをあてたシリコンってなんでしょうか?
それではみていきましょう!
シリコンとは

シリコンとはケイ素(Si)と呼ばれる元素で天然物です。
そのシリコンを原料に作られた化合物をシリコーンといいます。紛らわしいですし聞き慣れてるのはシリコンですね。
正しくはシリコーンと覚えてください。
シャンプーだけではなく、化粧品や食品、工業や医療など幅広く使われています。
シリコンそのものは安全性の高い素材です。
では、順番にみていきましょう!(この後はシリコンで解説させていただきます。)
シリコンシャンプー
シリコンシャンプーは石油系のシャンプーに多く含まれています。
ドラッグストアなどで売られている1番目にするシャンプーですね。
主な成分の表示はジメチコン・シロキ・シリル・シランです。キラキラネームみたいですがこれらが入ってたらシリコン配合です。
洗浄力が高い界面活性剤のシャンプーに多く使われ、髪がゴワつき指通りも悪くなりやすいので、指通りやゴワつきを無くすためにシリコンでコーティングして潤いを補うために配合されています。
メリット
シリコンは吸着性に優れているので、髪の表面に吸着し、キューティクルやダメージ部分をコーティングします。
その為ダメージヘアでも髪の表面を整えるので、髪がサラサラと指通りをよくしたりツヤを出すことができます。また、化合物を使っているためドライヤーの温風や紫外線などから髪を守ってくれます。ストレートヘアーはツヤツヤの髪になります。
デメリット
吸着性は強いですが、キューティクルに張り付いたシリコンが、ブラッシングや髪を指でかきあげた時などで、キューティクルごと剥がれてしまう事があり、髪をキズつけてしまう事もあります。
また頭皮までコーティングしてしまい、毛穴が詰まり毛穴が炎症してしまう事があります。最近は改善されて詰まりにくくなったそうです。
髪をコーティングするので髪のボリュームが出しにくくなります。シリコンのコーティングにより髪に重さがでて下に引っ張られるのでパーマが弱く(ダレる)なる事があります。シリコンを落とせるシャンプーでコーティングを落としたら、パーマが綺麗に戻った事もあります。
髪をコーティングする事によりダメージが補修されたような気がしますが、ダメージを補修される事はないので他にケアをしてあげなければなりません。
ノンシリコンシャンプー
シリコンが使われてないシャンプーです。ノンシリコンシャンプーはパッケージにノンシリコンと書いてある事が多いです。
アミノ酸系やベタイン系というものもあり、サロンはアミノ酸系が多く使われています。シリコンの代わりに髪の成分のケラチンやコラーゲンなどで指通りをよくしています。
ベタイン系は赤ちゃん用のシャンプーです。
ノンシリコンシャンプーは洗い心地が特徴です。
メリット
髪や頭皮もコーティングする事がありません。
髪が細くてボリュームを出したい方や、シリコンでコーティングされないので髪に薬剤が浸透しやすいので、パーマやカラーをする方に適してます。
デメリット
髪の毛がきしみ、指通りも悪さを感じる事もあります。また髪をコーティングしてないのでドライヤーの熱や、紫外線によるダメージを受けやすくなります。
コーティングしないので、トリートメントや流さないタイプのトリートメントなどでケアが必要です。
注意点
ここで注意したいのが、シャンプーとトリートメントはおなじ物が対になって売られています。
ノンシリコンシャンプーでシリコンは配合されていないものでも、同じ種類のトリートメントにシリコンが含まれてる事が多いです。 他に流さないタイプのトリートメントやWaxなどにもシリコンは配合されているものもあります。
シリコンシャンプーか?ノンシリコンシャンプーか?選び方

最も良いのは、自分の髪・頭皮・ライフスタイルによってシリコンかノンシリコンを選ぶと良いと思います。
・シリコンシャンプーは指通りと、まとまりが良いのが特長です。また紫外線やドライヤーの熱から髪を守ってくれます。ダメージヘアの人におすすめです。
髪をコーティングする事でカラーやパーマがかかりにくくなる傾向があるので、シリコンシャンプーでも、水溶性シリコン(ジメチコンポリオール、セチルジメチコンポリオール)がおすすめです。
これはお湯でしっかりと流せるのでカラーやパーマをされる人に適しています。日焼け止めにも使われているシリコンです。
・ノンシリコンシャンプーは髪をコーティングしないので根元がふわっと立ち上がりボリュームアップさせる事ができます。ハリ、コシを重視するならノンシリコンシャンプーです!
シリコンの成分が肌に合わない方もいるので、肌が弱い方もおすすめです。
本当に髪の事を考えダメージ補修やカラー、パーマをするのであればノンシリコンシャンプーで、サロンのシャンプーがおすすめです。
まとめ
シリコンは決して悪いものではありません。大きく分けて4種類あり安い吸着性の高いものから、高価な水溶性のものまであります。
安いシリコンシャンプーを使っているからすぐに頭皮までコーティングされるか?といえばそうではありません。蓄積されていく感じです。
今回はシリコンにポイントをあててご紹介しました。
是非シャンプーを選ぶ時は、参考にしてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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