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お客様から相談される髪の悩みや、ホームケアのやり方をご紹介しています。

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『髪を寄付する』ヘアドネーションとは

ヘアケア

ご覧いただきありがとうございます。

ヘアドネーションってご存知ですか?

最近は、女優さんやモデルさんがヘアドネーションをしてSNSにあげてくれています。

圧倒的に認知度が上がってきていますが、まだまだ知られてないのも事実。

理美容師さんも知らない人も多いと思います。僕も8年前に知りました。

すぐに僕のサロンをヘアドネーションに登録しました。

ドネーションしたいけどどうしたら良いの?

詳しく教えて欲しい!

そんなお問合せが僕のサロンにも多いです。

ヘアドネーション賛同サロンのKAZUが詳しくご紹介します。

ヘアドネーションとは?

ヘアドネーション。

それは髪の毛の寄付です。

Japan Hair Donation & Charity(通称 JHD&C /ジャーダック)という特定非営利団体です。

脱毛症や無毛症、乏毛症などの疾病や外傷、または小児ガンなどの治療に伴う薬の副作用によっておきる脱毛。

そんな18歳未満の子供たちに無償でメディカルウィッグを提供しています。

ウィッグはお客様(ドナー様)から寄付して頂いた髪を使い作られています。髪の長さは31センチから寄付ができます。

なぜ31センチからなのか?

JHD&Cが提供しているのは、経済産業省が定めた厳しい基準をクリアした(JIS規格適合小児用メディカルウィッグ)を提供しています。

作り方は、メッシュ状のウィッグネットに、髪の毛を半分ほどの長さで折り返すようにして一本一本結びつける製法を採用しています。

これによって抜けを低減し、さらに頭皮への刺激を減らすことができるのです。

この製法では、31cmの髪の毛は、およそ半分の長さ(15cm)のボブスタイルのウィッグに仕上がります。

また、提供を待っている子どもたちの多くが「ロングヘアのウィッグ」を希望するため、髪の毛は長ければ長いほど貴重です。

「31cm以上の長さ」には、こんな理由があるのです。

髪にダメージや白髪でも良いの?

  • 毛束の中に含まれる31cm未満の髪の毛は、シャンプーやトリートメント剤、カラー剤の開発に不可欠な「評価毛」として、また美容師さんが練習で使うカットマネキンの素材として販売することで、ウィッグ提供費用の一部として役立てています。
  • 軽く引っ張っただけで切れてしまうほどの極端なダメージがなければ大丈夫です。
  • 年齢や国籍、性別、髪色、髪質は問いません。クセ毛やグレイヘア(白髪)でも問題なく使用できます。
  • クセ毛の場合は、軽く伸ばした状態で長さを測ってください。 JHD&Cより引用

ウィッグができるまで

どんな工程があるかみていきましょう。

トリートメント処理

海外の専門処理工場に髪を送り処理してもらいます。

  • ・酸性の薬品でキューティクルだけを取り除きます。キューティクルは髪の根元から毛先に向かって重なっています。カットした髪の毛は向きを揃えられないので、キューティクルを取り除く事により、根元、毛先関係なく使え髪が絡まる事なく扱いやすくなります。
  • 酸性の薬品を中和します。この時点で髪の質感は整います。
  • 髪を染毛します。色を均一にします。
  • 髪の質感、色を均一にして一定量の毛束を作り方しっかりとガラス張りの室内で天日干しされます。細菌など発生しないように手早く均等に広げるそうです。

ウィッグの製作

提供プログラムのメール受付順で提供されます。

  • 採寸します。リモート採寸により頭の採寸をします。サイズキャップを5種類からぴったり合うものを選び、人気の長さ4種類からベースのスタイルを決めます。
  • 海外の処理工場から戻ってきた髪と採寸したデーターを今度は世界一のウィッグメーカー、アデランスのタイ工場に送ります。女性用のウィッグ最高級のフォンテーヌの制作ラインで作られます。他のウィッグの毛と混ざらないように細心の注意をしています。
  • 出来上がったウィッグが日本に戻ってきます。団体の職員さんがしっかりと検品をします。

いよいよ子供の元へ発送です。

子供達が待ちに待ったウィッグの到着です。

  • ヘアードネーション賛同サロンのウイッグカットサロンやウイッグのカットをできるサロンで、付けた状態で最終カット。好みのスタイルにします。もちろんそのままでも使えます。
  • 最後にプログラム終了という事で、ウィッグを装着した写真を送り受取完了となります。

長いプロセスをかけフルオーダーウィッグが出来上がります。受け取りまで数か月かかります。

まとめ

31センチ。これは生半可な気持ちでは伸ばせません。皆さん3〜4年という月日をかけ伸ばしてくださいます。

僕のサロンでは、ショートやボブにされるドナーさんが殆どですが、スタイルにカットするためには残す髪の長さを考えると長い年月が必要です。

僕も賛同サロンとしてドネーションに関わり、沢山の温かい気持ちを感じています。

普段ならカットした髪は事業ゴミとして処分します。長さは限られますがその捨てていた髪を子供達の未来の為に役立てる橋渡しになれればと賛同サロンになりました。

また髪を送るときに返信用封筒を同封することにより、確かに受け取りました。という証明の【受領証】を受け取ることができます。

「病気になる」「髪を失う」ことは、誰のせいでもありません。しかしそのことが遠因となって、学校生活や日々の暮らしをスムーズに送れないことがあります。ウィッグで全てが解決するわけではありませんが、ウィッグを身につけることで生まれる前向きな気持ちが治療やQOL(Quality of Life・生活の質)に良い影響を与え、少しでも子どもたちと家族のサポートになれたら。
髪に悩みを持つというだけで、子どもたちの持つ無限の可能性が閉ざされてしまわないように……そんな思いで活動を続けています。

JHD&Cより引用 

いかがだったでしょうか?

ヘアードネーションをやってみたい!

そんな方が増えています。小さなお子さんからご年配の方まで様々です。もちろん男性の方もいらっしゃいます。

フルウィッグをプレゼントした数 487個

今フルウィッグを待っている人数 372人

賛同サロン 4760店

R3.6月16日現在

ドネーションをしたい!

そんな温かい気持ちの方に少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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