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【解説!】美容師と理容師の仕事はこれだ!

美容師

ご覧いただきありがとうございます。

今回は美容師・理容師という仕事についてご紹介!

これから美容師や理容師を目指す学生さんに参考になればと思います。

それでは、美容師からみていきましょう!

美容師とは

美容師と聞くと、華やかなイメージやおしゃれ

そんなイメージが多いかと思います。

僕は、理容師になってから美容師になりました。

今は専門学校でも両方の免許を取れるコースがありますが、僕の時代は

理容師からの美容師になって、美容室で登録して男性もやるユニセックスサロンが多いかと思います。

理容師も美容師も国家資格です。同じ髪を扱う仕事ですが、資格は違います。時代をさかのぼると、面白い事が沢山あります。

歴史と違いをみていきましょう!

理容師

理容師の仕事は理容師法で、頭髪の刈り込、顔そり等の方法により、容姿を整えること

と定められています。

ルーツは長くエジプトから始まり、ギリシャ時代にヨーロッパで理容業がスタート!

当時の理容師は、各国の歴史をみても理容師と外科医を兼ねていました。

外科医が足りなく理容師が抜歯や、腕を切開して出た血を、理容外科医が金属製の皿で受けてたそうです。

諸説ありますが床屋の前にクルクル回ってる奴は、サインポールといい、青、赤、白の3色です。

静脈、動脈、包帯を表していると言われていて、外科医の名残ですね。

ちなみに理容師と外科医だけ人に刃物をいまでもあてられます。

日本では1200年代に下関において、采女亮(采女のすけ)という人物が武士の月代(さかやき)

を剃って髪結い業をしたのが始まりといわれてます。いわゆる、ちょん髷です。

店には床の間があったため床の間のある店、から床屋になったそうです。

山口県下関市の亀宮八幡宮に床屋発祥の地の記念碑があります。

美容師

美容師の仕事は美容師法で、パーマネントウエーブ、髪結い化粧等の方法により容姿を美しくすること

となります。ここで、あれっ?と思われた方は感が鋭いですねぇ!

カットではなくパーマがメインだったんですね。

美容師の歴史は以外ですが、スタートとなるのが理容師と同じ髪結いです。でも当時の女性は髪を切ることはなかったんです。

一度も切ることなく生涯を過ごした方もいらっしゃるそうです。

髪は女の命なんて言葉はよく聞いたりしたのではないでしょうか?

平安から安土桃山時代においては女性髪は黒いほど、そして長いほど美人とされてきました。

万葉集にはこうあります。

くらべこし振り分け髪も肩すぎぬ 君ならずして誰かあくべき

髪上げすべき婚期の時期がきたけど、夫にしたいあなた以外の誰のためにしようか、と歌っています。

髪上げは成人と同時に結婚をとも意味し、少女のときに垂らしていた髪を夫となる男性に結い上げさせる髪上げの儀式がありました。

髪と恋は密接に関係して、当時の女性にとって、長い黒髪は美人の象徴とともに、嫁ぎ先を決める人生を左右する重要なものでした。

以外にも100年前まで色んな規制が女性にはありました。

1879年に近代化の象徴として、断髪令が出され髪を短くする女性も増え、それが社会問題となり、1872年に東京府は禁止令をだしましたが、その後も髪を短くする女性が後を絶たず罰金や拘留を伴う刑事処分まで伴う事態になりました。

その後第一次世界大戦後、女性の社会進出とともに西洋化が進み、大正時代に入ると日本で初めて美容学校が設立されました。それが1913年に設立された「東京女子美髪学校」です。

その後同じような学校が次々と設立され、様々なスタイルが生まれました。

今の美容師が確立したのが1957年に設立された美容師法が出来てからになります。意外と最近です。

よく耳にしたと思いますが、シャンプーのcmで耳にした、イギリス生まれの「ヴィダル・サスーン」

イギリスの女性は当時、美容室で美容師さんにセットをしてもらい出かけるのが一般的でした。

イギリスのロンドンは霧の都。

セットしてもらっても霧や雨ですぐにくずれ崩れたそうです。そこでヴィダル・サスーンが考案した「ウオッシュ&ゴー」です。美容室でセットしないで自分で洗ってそのまま出かける。

それが今の美容師のカットの原型になります。サスーンスタイルです。

僕もカットのベースはサスーンのもとに勉強に行かれた方から教わってます。

理容師と美容師のちがいは?

まず、法律がちがいます。

記憶にも新しい2015年。当時の安倍首相が美容室でカットしてる。との発言で新聞、TVでさわがれました。

なんで?と思われた方も多いと思います。

僕もです。

1978年に利用者が男性か女性かに着目した当時の厚生省。当時は理容・美容業界の激しい攻防が、業務範囲を巡り行われてました。結果安倍首相により廃止された2015年までは

理容師は女性に対し、カットを伴わないパーマネントウエーブをおこなってはいけない。

美容師は男性に対し、パーマネントウエーブを伴わないカットをおこなってはいけない。

となってたからです。驚きでした。

理容師はカット、美容師はパーマ。そんな位置付けだったんですね。今の時代にそぐわない法律でした。美容師・理容師仲間でもマジで?って感じでした。

大きな違いは皆さんが違いと認識されるのが、顔そりではないでしょうか?

実は微妙でして、美容師でも化粧の一部として、軽い程度の顔そりはさしつかえなし。

そうなってます。でも理容師ができないのは、まつ毛パーマとまつ毛エクステです。

2008年以降に数度にわたる厚生労働省からの通達により、美容師の仕事になりました。

顔そりができるか?まつエクができるか?の違いで理容師・美容師の違いと思っていただいて大丈夫です。後は個々の理容師・美容師の努力により男女問わずカット・カラー・パーマはどちらでも出来ます。

まとめ

今は僕が見ても理容室なのか美容室なのか区別できないお洒落なサロンが多いです。

美容師でも僕のサロンはまつエクやってないですし、理容師の友達で95%女性のお客様という床屋のおっちゃんもいます。

美容師・理容師という垣根がなくなり共に技術を共有し、足りないところを補える!そうしたら日本の理美容業界は盛り上がり、沢山綺麗な、可愛い、カッコいいスタイルを提供出来ると思います。

友達たちとは、垣根がなく理容師・美容師が沢山集まり勉強してました。コロナで今はやれてませんが全国から集まってました。

時代とともに更に法律も変わり理容師・美容師ではなく理美容師という時代もそう遠くはないと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

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