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日差しの強い季節。
年々暑さも厳しくなってきてますね。
意外と知られてない髪の日焼け!
肌は日焼け止めで守りますが、髪までは。。。
そんな方が多いのではないでしょうか?
春先から紫外線量は多くなり、5月で残暑の9月と同様の紫外線量になります。
実は髪は顔の5倍以上も紫外線のダメージを受けています。
この記事は髪を紫外線から守るポイントを、美容師キャリア20年以上のKAZUが髪を日焼けから守る方法をご紹介します。
髪が日焼けをするとどんな事が起きるのでしょうか?
先ずは髪のメカニズムからみていきましょう!
髪のメカニズム
髪の断面の図です。

外側からキューティクル・コルテックス・メデュラの3層に分けられます。
キューティクル・鱗状の無色透明なもの。根元から毛先に向かい竹の子の皮のように重なり合っています。
コルテックス・髪の85~90%を占めている層です。毛髪の色を表すメラニン色素を含んでおり、カラーやパーマと最も関係のある層です。
メデュラ・まだしっかりとは解明されていません。まったく無い人もいます。
髪にとって紫外線の影響があるのがコルテックスです。
紫外線によりメラニン色素を分解し髪の色を変えたり、活性酸素の影響でキューティクルがひび割れたりと、見た目や手触りを悪くします。
髪に影響を与える紫外線がUVBという紫外線です。
次は紫外線を解説します。
紫外線
紫外線は英語ではUltra Violet略してUVです。
紫外線には3種類あります。
UVA・紫外線の約95%をしめます。しわ、たるみの原因。髪や肌の内部まで入り込みます。
UVB・紫外線の約5%で、日焼けの原因です。髪と肌の表面にダメージをあたえます。
UVC・人体害を及ぼす紫外線。ただオゾン層で吸収されるので地上では観測されない。
日焼けサロンで使われるマシーンは人体に影響がないと言われているUVAを使用されています。
UVBも日焼けで肌が赤くなりますが、オゾン層で吸収され地上にはわずかに観測され、UVAも地上には半分ほど吸収されて届くそうです。
大気の層が厚いほど吸収されるので、太陽の高度によって層の厚さは変わります。
地球は丸いので、太陽が空の真上に来るほど太陽との距離が近くなり太陽の紫外線を含んだ光が通過するオゾン層も薄くなり、そのために1日で最も高い正午頃が紫外線量が突出します。
髪が日焼けするとどうなる?
髪がパサつきや乾燥するなどといった事がおきます。乾燥とパサつきは色んな原因がありますが、夏は先ずは紫外線を疑ってください。
顔の5倍以上紫外線のダメージを受けていますが、肌ほど紫外線ケアができてない事が多く、夏に髪のコンディションが悪くなる原因の1つです。
紫外線のダメージを受けるとどうなるのか
髪は紫外線によりたんぱく質が破壊され、パサつき、乾燥といったダメージがでやすくなります。
また夏はプールや海といったレジャーも楽しみですが、髪が濡れた状態で紫外線を浴びると髪の中で酸化が起こり、ダメージが起きるのも確認されています。朝シャワーを浴びたらしっかりと乾かしてから出かけましょう!濡れている時が1番髪が痛みます。
メラニン色素やカラーの色素も破壊していくので褪色しやすくなります。
紫外線がさらに頭皮の奥まで入り込むと毛根にダメージを与え、切れ毛・白髪の原因となります。
もちろん頭皮も紫外線による影響があり、やけど・皮脂の過剰分泌による臭いやベタつき、乾燥によるフケ・かゆみがおきやすくなります。
知らないうちに髪は紫外線からダメージを受けています。
紫外線から守る方法をみていきましょう!
紫外線からのケア方法
日傘や帽子・日傘は皆さんよく使うと思います。ただ小さなお子さんがいらっしゃると日傘は難しいと思います。両手をあけたいときは帽子です。
キャップにポニーテールや髪を下して帽子だと、出ている髪は紫外線を浴びるので出来るだけまとめ髪で日に髪を当てないようにするのがポイントです。
UVケアアイテム・最近は沢山のメーカーさんからでてます。気軽に使えるのがスプレータイプです。
髪だけでなく、顔から腕・足と全身使えるタイプや頭皮用のもあります。香りも様々でお気に入りの香りを楽しめます。持ち歩けて気軽に付け直せるのも良いところですね。
またミルクタイプのアウトバストリートメントもあります。日々のケアにUVケアもプラスされます。 僕のサロンではヘアオイルをおすすめしています。担当の美容師さんに相談したりお気に入り香りのアイテムをさがしてみてくださいね。
まとめ髪・海やプールのレジャーでは日傘をさして泳ぐわけにはいかないので、まとめ髪がおすすめです。
ファッション雑誌にも夏の時期にまとめ髪特集くまれますよね。
濡れても崩れず可愛いスタイルも沢山あります。さらに、髪をまとめることにより日が当たる面積が小さくので、スプレータイプの使用でかなりダメージを防ぎます。
日焼け止めの表記
是非覚えておいていただきたいのが、日焼け止めアイテムに記載されてるPA・SPFです
PAは、紫外線UVAを防ぐ指数です。+の数で表してます。PA+からPA++++と4段階に分かれてます。最近は+5があった気がします。+が多いほどUVAを防ぐ力が強くなります。
SPFは、紫外線UVBをどれぐらい防ぐことができるか?の表記です。
SPF1で20分日焼けを遅らせる事が出来る。という意味です。よくあるのがSPF50です。
これは20分×50=1000分なので、16時間40分日焼け止めの効果があるという意味です。
TVで以前見たのですが、皮膚科の先生が日焼け止めは顔が白くなるくらい塗らないと意味がない!と言って舞妓さんのようになってましたが、最近は白くならないタイプや汗や体の臭いを抑えるタイプもあります。3500円ほどするのですが、ナイアシンアミド配合の美容液みたいな日焼け止めもあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
髪はダメージを受けても治ることはありません。特に夏は日差しの強さにより毛先のパサつきや切れげ・枝毛が光って目立ちやすくなります。
是非参考にして髪のダメージをケアしてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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